指導主事には,これをきけ

指導主事によるブログ。指導主事の言うことは本当か。自己批判を通して教育を考える。

めあての提示は必要か(2)

指導主事が,指導助言をする際,最も基本となる資料が「学習指導要領」である。

学校は学習指導要領を根拠にして,教育課程を編成し,

教員は,学習指導要領を根拠にして,授業を行う。

したがって,指導主事は,学習指導要領を根拠にして指導・助言する。

 

また,指導主事は,学習指導要領の他,国の公的資料を根拠にして指導助言をする。

これらのことは最低ラインであり,指導主事の指導・助言はこれらの資料を基礎の上で構築されていく。

 

そして,基礎の上に構築された指導・助言も,その根拠を明らかにしなければならない。

その指導助言は,「個人レベルの見解」ではなく,「自治体レベルの見解」でなければならない。

教育委員会の代表だからである。

 

 

さて,「本時のめあてを必ず示さなければならない」という内容は,

学習指導要領に示されているか。

当然ながら,示されていない。

その他,国の公的資料にも,示されていない。

都道府県レベルで示されている公的文書はあるかもしれない。その際は、根拠か示されているかどうかの確認が必要である)

 

次に,指導主事の専門性として,「めあての提示」の指導助言をしているのであれば,その根拠は示されているか。

それは,自治体レベルの見解か。 

これらを,きいてみるといい。

 

指導主事にはこれをきけ。

・・・・・・・

本時のめあてを示すことは,学習指導要領に示されているのでしょうか。

本時のめあては必ず示さなければならないのでしょうか。

その根拠は何でしょうか。

それは,個人の見解でしょうか,それとも,○○市(自治体)の見解でしょうか。

・・・・・・・

 

 

 

学校は,学習指導要領,都道府県の方針,区市町村教育委員会の方針を踏まえ,

学校の教育目標が示され,学校の教育課程が編成される。

 

指導主事の指導助言の責任は重い。

 

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めあての提示は必要か(1)

「本時のめあてを示さなければならない」 

全国,どこの地域でも

指導主事が学校訪問で言うのではないだろうか。

 

「めあて」については,私は必ず触れなければならない。

これほど,おかしなものはない。

私の周りでも,尊敬する教育委員会の人はいるが,

「めあて」神話(必ずめあては必要という神話)に浸かっていない人はいない。

 

この話題は深いので,少しずつ触れていきたいが,

今日,たまたま次のサイトに出会った。

 

dentsu-ho.com

 

記事の中で,清水氏は言う。

 

「例えば先生が当たり前のように授業の始めに書くめあて。

『電池の数を増やしたら電流は強くなるだろうか?』って。

『だろうか?』を取ったらそのまま答えになるような質問を書く先生が多い。

答えがバレバレで、子どもはゲンナリしてしまう」

 

めあてを示すことで,

「子どもがゲンナリしてしまう」ことがあるのだ。

 

この事例一つとっても,めあて神話は壊れる。

 

私は,めあてを示すが悪いとは思っていない。

授業には様々な方法があってよい。

多様性を認めるべきだ。

それを唯一の方法で求めることが問題なのだ。

 

 

指導主事には,これを聞け。

・・・・・・

「めあてを示すことが,すべて価値あることなんでしょうか」

「めあてを示すことで,子どもがゲンナリする授業もあります」

・・・・・・

 

これに指導主事は答えなければならない。 

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その教育方針は,真か。

私は,某所で指導主事をしている。

 

自己の仕事を,現場の教員,

そしてその先の子どもに

価値あるものにするためには,

自己批判を繰り返さなければならないと思う。

 

その域内の教育方針が真であるか。

 

教育委員会の方針を踏まえ,

各学校で教育課程,授業改善がなされるのである。

もちろん,学校が教育課程を編成し,

学校が授業改善をするのだが,

そこに,教育委員会の方針が何かしら反映される。

設置者がその地域である公立学校である限りにおいて。

それ相応の,責任が伴う。

時として,「一学校の責任」以上の責任が伴う。

 

私は,指導主事をしていて,

「おかしい」と思うことがある。

必要に応じて,組織の中で言う。

しかし,だからと言って,変わるわけではない。

1対9くらいである。

戦略が必要である。

 

ここでは,その一端を書こうと思う。

また,根拠は何かを示そうと思う。

 

現場の教員は,指導主事等が学校訪問にきたときに,

ぜひ質問してほしい。

その方針は真か。

それに答えられる指導主事がいるか。

その位の覚悟がいると思う。

 

私の言うことは,間違っているかもしれない。

それはそれで,批判対象になる。

学校,子どもにとって価値ある仕事をするには,

批判が価値にある。

 

 

不定期であるが,時間があるときに,記録していきたい。

 

 

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